1月19日(火)のモーニングショーに、神奈川県医療危機対策統括官である阿南英明医師が出演しました。
神奈川県と言えば、スタジアムへの入場制限を緩和し、最新の機器を用いて新型コロナウイルスの感染リスクを調べる実証実験をハマスタで行い、緊急事態宣言が発令されている中、今年の成人式も3.6万人規模での開催が神奈川県民の方からも多くの批判の声があがったばかりです。
モーニングショーへの出演直後、SNSでも批判の声が殺到してしまった阿南医師。
今回は、そんな神奈川県医療危機対策統括官の阿南英明医師について、出身大学やこれまでの経歴についてチェックしていきます。
阿南英明医師が【モーニングショー】に出演
阿南英明医師は、以前に神奈川新聞の「県内の累計感染者数が3万人に達した。現状をどのように捉えているか。」という質問に対して以下のように答えています。
「ものすごく苦しい。今まで体制を構築して入院、療養と、何とか収めてきたが、やはり待ち患者さんが発生してきて相当に厳しい。われわれが一番心配するのは急病、急変する方。療養中に悪化する方。こういった人たちに十分な対応ができるのか。少なくともこれまではぎりぎりでやってきたが、これからはそういう急に悪化する人の受け皿としての医療機関がなくなってしまうということが起き得る。これが現実のものとなってくる。そういうレベルだろうと思っている。非常に危機感を覚えている」
非常に強い危機感を持っていらっしゃることがうかがえます。
そして今回、テレビ朝日のモーニングショーに出演した阿南英明医師は、神奈川県の医療危機対策統括官として神奈川県のコロナ対策の現状を解説しました。
モーニングショー
神奈川県医療危機対策統括官阿南英明氏が解説
確保病床使用率と実際に使用可能な、医療従事者も治療可能な使用病床率は厳しい数字になっています。 pic.twitter.com/PyQoF6lNku— 中嶋利津子 (@alexrikoko) January 19, 2021
前述の通り、神奈川県では、まるでコロナ感染者を増やすためのようなハマスタでの実証実験や成人式問題があり、県民ばかりでなく、全国的にも厳しい目が向けられていたことと思います。
そんな中、医療危機対策統括官でもある阿南英明医師は「患者数が激増して病床を圧迫しているから受け入れ体制のない病院でも、患者を受け入れるべきだ」との持論を繰り広げており、当然SNSでは批判の嵐となってしまいました。
阿南さんは頭がいいんだろうね。
理論と理屈にたけてるけど
それだけの人
神奈川県のコロナは災害レベルと言ったが違う。
はっきり言って人災レベルです。
知事にリーダーシップと行動力、決断力がないから
こんな人が仕切って破滅させてる。#神奈川県
#モーニングショー— rosebeauty (@tossy0519) January 19, 2021
阿南さん自分で矛盾した事喋ってるの分かってないよね?
中小の病院から人員出す事難しいなら、その中小の病院でコロナ見ることなんて不可能でしょ。
自分達で対応出来ないから丸投げしているだけに見えるよ?— ターナー (@seekforfreeeee) January 19, 2021
神奈川県民は歯を食いしばってコロナに感染しませんように。
行政トップと感染対策トップに殺されます。
それにしてもモーニングショーの阿南氏の発言は理解し難い。
#神奈川県— kajii_makoto (@mkajii) January 19, 2021
阿南英明医師の出身大学は?
まず、非難の的となってしまった阿南英明医師の出身大学について調べてみました。
阿南英明医師は、1991年に新潟大学医学部医学科を卒業しています。
2021年度の入試情報では、偏差値は65.0でした。
ソチ五輪モーグル代表となった星野純子選手(人文学部)、テレビ東京のアナウンサー増田和也さん(理学部)の母校も新潟大学です。
阿南英明医師のプロフィールとこれまでの経歴
阿南英明医師のプロフィール
生年:1965年生まれ
出身:東京都
阿南英明医師のこれまでの経歴
1991年03 月 新潟大学医学部医学科卒業
1991年06 月 藤沢市民病院初期研修
1994年06月 横浜市立大学救命救急センター
1998年04 月 藤沢市民病院救急部
2006 年12月 藤沢市民病院 救命救急センター副センター長
2007 年05月 東京医科大学救急医学兼任講師(~ 2013年度)
2011 年04月 東京医科歯科大学医学部臨床教授(現職)
2012年04月 藤沢市民病院 救命救急センター長・救急科部長
2015年04月 藤沢市民病院 救命救急センター長・救急科主任部長
2017年04月 藤沢市民病院 診療部長・救命救急センター長(現職)
2019年04月 藤沢市民病院副院長
新型コロナウイルス感染症神奈川県対策本部の医療危機対策統括官
2020年04月 神奈川県健康医療局技監
阿南英明医師は、2011年に発生した東日本大震災や2016年に発生した熊本大震災の際にも日本災害派遣医療チーム(DMAT)事務局本部で支援に携わった経験があり、その経験を活かしてクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の集団感染の際にもチームを率いて活躍しています。
まとめ
今回は、テレビ出演で多くの批判を受けることになってしまった阿南英明医師についてチェックしてみました!
コロナの収束は、全世界の人類が心から祈っています。
今回は批判を受けてしまいましたが、阿南英明医師は高い志を持って責務にあたっておられると信じたいですね!
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