山火事の原因は何?たき火で原因で火災が起きたら責任は?損害賠償請求も?【足利市・桐生市】

時事・ニュース

う2021年2月21日に栃木県足利市で山火事が発生してから5日目、未だに延焼が続いており、消火活動が難航する中、25日午前中に群馬県桐生市で山火事が発生しました。

原因は、近くに住む70代の男性がドラム缶で杉の葉を燃やしていたところ燃え移ったということです。

火災発生現場となる栃木県足利市西宮町両崖山と群馬県桐生市黒保根町上田沢は、GoogleMapで確認すると、直線距離で約25kmということで、それほど離れていません。

すでに栃木県足利市の山火事が発生から5日目ということを考えると、なぜこの状況で群馬県桐生市の70代男性がたき火をしていたのか、不思議になります。

そこで今回は、『山火事の原因は何?たき火で原因で火災が起きたら責任は?損害賠償請求も?』という内容で、不注意で火災が起きてしまった場合、どのような責任を負うことになるのか、調べてみたいと思います。

山火事が発生する一番多い原因は何?

山火事が発生する原因について調べてみると、林野庁で以下のような記述がありました。

発生した林野火災のうち原因が明らかなものについてみれば、「たき火」が30.2%で最も多く、次いで「火入れ」、「放火(疑い含む)」、「たばこ」となっています。

我が国の林野火災は、その多くが人間の不注意などによるものとなっています。一方、落雷など自然現象によるものは稀です。

【原因別出火件数(平成27年~令和元年の平均)】


画像出典:林野庁

山火事の一番の原因は、今回、群馬県桐生市で起こった火災と同様に「たき火」とのことです。
日本では、自然発火はほとんど考えられないので、山火事はほぼ”人災”ということですね。
ということは、そのほとんどが防げていたはずなのです。

今回の群馬県桐生市で発生した山火事についても、原因は”たき火”だったということで、ネット上でも疑問や批判の声が上がっています。

群馬県桐生市の山火事については、25日午後5時の時点でおよそ15ヘクタールが燃えたものの、火の勢いは徐々におさまり、消防は日没で消火活動を休止しており、26日朝から再開するとのことです。

ドラム缶で杉の葉を燃やしていた70代の男性は、火を消そうとした際に足や顔にやけどをして病院に搬送されましたが、命に別状はないとのことですし、住宅などに被害はないようなので、良かったですね。
このまま鎮火してくれるのを祈るばかりです。

栃木県足利市の山火事の原因はタバコ?

2月21日に栃木県足利市で発生した山火事は、原因がハイカーによるタバコのポイ捨ての可能性が高いことがわかっています。

25日午後6時の時点で、およそ100ヘクタールも山を焼きながら、なおも鎮火の目途はたっておらず、付近の住民には避難勧告が出されるという大惨事になってしまった山火事が、たった1本のタバコによって引き起こされたという事実を、恐らく軽い気持ちでタバコをポイ捨てした超本人は、一体どのように受け止めているのでしょうか。

当然ですが、ネット上には厳しい声が上がっており、犯人探しを希望する動きまであり、穏やかではありません。

https://twitter.com/maaasansign/status/1364934388547420162?s=20

山を愛するからこそ山に登るのであり、今頃、心当たりのあるハイカーの方は良心の呵責に苦しんでいるかもしれませんね。

でも、だからこそ、犯人探しによる特定ではなく、自ら申し出てほしいところです。

たき火で原因で火災が起きたら責任は?損害賠償請求も?

栃木県足利市や群馬県桐生市で起こった山火事は、「人災」です。
今回のように、たき火が原因で火災となり、周辺の山や住宅まで延焼してしまった場合、たき火をしていた本人に法的な責任が問われることはあるのでしょうか。

現在、日本では公有地・私有地を問わず、法律および各自治体の条例によって焚き火、野焼き行為が法律・条令によって制限・禁止されていることが多いそうです。

軽犯罪法や消防法及び火災予防条例に抵触する可能性があります。

【軽犯罪法】
軽犯罪法第1条9号では、「相当の注意をしないで、建物、森林その他燃えるような物の附近で火をたき、又はガソリンその他引火し易い物の附近で火気を用いた者」を拘留又は科料に処すことが定められている。したがって、他の法令で認められている焚き火であっても、注意を怠れば刑法犯となる可能性がある。
【消防法及び火災予防条例】
野焼きや焚き火は消防法3条の類推適用となる可能性がある(罰則あり。ただしこの条文では消火のための準備をしていれば焚き火ができる)。また、消防法22条3項に基づく火災警報発令時などに、各自治体の火災予防に関する条例で火の使用が制限・規制されている可能性がある(罰則を含む。しかし火災警報が発令されることは過去の事例ではきわめて稀である

引用:Wikipedia

また、刑法の失火罪または重過失失火罪に問われること可能性もあるようです。

不注意の程度が著しい場合、言い換えれば、わずかな注意を払っていれば被害の発生を防げたのにその注意すら怠った場合が重過失失火罪(法定刑は3年以下の禁固又は150万円以下の罰金)、そこまで至らない場合が失火罪(法定刑は50万円以下の罰金)となります。

引用:弁護士ドットコムニュース

さらに人の山林や家屋を延焼させてしまったことに対する損害賠償責任も問題になることもあるようです。

特に、周辺地域に暴風警報と乾燥注意報などが発令されていた場合、燃えやすい草木が多数生育している山林において、厳重な防火対策を講じないまま”たき火”をすれば、延焼する可能性が非常に高いと言えるため、”たき火”により火災が発生した場合は「重大な過失」として認められ、延焼被害に対しても損害賠償責任が認められる可能性があるとのこと。

いずれにせよ、これだけ甚大な被害が出ている状況ですから「ただでは済まない」ということは覚悟してもらいたいですね。

まとめ

今回は、『山火事の原因は何?たき火で原因で火災が起きたら責任は?損害賠償請求も?』という内容でまとめてみました。

足利市の山火事は、いまだ鎮火の目途が立っていないとのことで、近隣住民の方には、心からお見舞いを申し上げます。
一日も早い鎮火をお祈りします。

また、くれぐれも興味心から現場に押しかけて、消火活動を邪魔するようなことがないよう、気を付けましょうね!

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